ーピーンポーン…



マンションの下のインターホンを鳴らす。



あんまり嬉しくてバスを降りて光輝のマンションへ直行。




「…はい。」



「…あたし…ひかる。」




わざと沈んだ声。




「あ…上がってきて。」







エレベーターに乗りながらにやける顔を抑える。



悟られるな、あたし!!





304号室、光輝の部屋の前に着くといきなりドアが開いた。



うわっ…ぶつかるしぃ!!




ていうか、早い!




「…あ、ひかる、おかえり。」





…光輝におかえりって…なんか嬉しい!




…て、違う違う。




「ただいま…。」




シュンと効果音が付きそうなくらいにしょんぼりした雰囲気で玄関に入る。






どうせなら、驚かせたいっ♪