「………。」
…。
………。
え、2人になったら絶対責められると思ったんですけど。
え、何この沈黙。
ぎ、逆に恐いっ!
「ひかる…ごめん。」
「いやっ、だって…っ!……、え?ゴメン?」
why?
どういう経緯であたしは謝罪されたの?
「…変なことして、ごめん。ひかる…帰って来ないかと思った。」
え……?
「さっき、係員の人…。俺もまだ触れてないひかるの肌に触ってて…妬いた、から虐めたくなって。まさかあんな怒るとは思わなかったけど。」
う゛…だって恥ずかしかったんだもん。係員の人がえっ?って小さく言ったのに光輝は気づいた?
「それにー…、いくら友達の彼氏でも、ひかるの隣にいられるとムカつく…」
あぁ、可愛い。
何なの?このキュンキュン大魔神。
そんな拗ねた顔でそっぽ向かれたら…好きって、なっちゃうじゃん。
あたしに向けられた背中に飛びつく。
「ぅおっ!?」
「あたしだっていつも妬いてるしー!!もう好き!大好き!」
触れ合うことは
幸せ。
彼氏が格好良すぎるのも大変なんだよ?
向けられる視線全部にヤキモチ妬かないといけないんだから。