急いで顔を覆うけど…何でだろう、ひかるちゃん…あのお得意のニヤリ顔が今にも瞼の裏に浮かんできそう。
なのに…余りにも静かでチラリと隙間から覗いた光輝は…
完全に照れてた。
「えっ何その反応…うざったいとか思わないわけ!?いや、思わせないけどさ、いつものあの余裕綽々のムカつく顔は!?」
「…ムカつくって何だよ…ていうか黙って!///」
あぁ、ヤバい。
鼻血出そう、、、
とりあえず、抱きついてみた。
「わ…っ!?」
可愛い、可愛い!
好きの気持ちが溢れてしょうがない。あんまりにも胸キュンきたからさっきのは許してあげようかな。
「何だよ、ひかる…ヤケに甘えるじゃん。さっき突き放した癖に…。」
まぁ、それは光輝も悪いしね。
「…八田は別に、弟がタイガって名前らしくて嫌っぽいだけで…。やましいことはないよ?」
「ふぅん…巧だって別に、男友達増えただけだもん。何の恋愛感情も無いからね。莉々と土屋くんが2人の世界作っちゃって…あたし達残り物?だっただけ。」