「…………は?…え?」
理解が出来ないみたいであたしを見つめて瞬きを数回。
あたしがべっとイタズラのあとのように舌を出すと大きな溜息と一緒に頭を抱えてしゃがみこんだ。
「…マジで、勘弁して…。超焦ったっつの。」
「あはは、ごめん。だって光輝にムカついたのは事実だしー。これからはちゃんと言ってね?」
「うん、わかってる。もうひかるがいるなら何でもいいし。」
相変わらず胸キュン製造機。いや、機械は可哀想かな?
「……んで、巧っつうのは?」
下から覗き込む上目遣いの目に確実に心がやられた気がする。
「ちゃんと…お土産と一緒に、聞かせてもらうから。」
せっかくのイケメンが一瞬悪魔に見えたのは、目の錯覚だと思いたい。
「だから、なんでもないってーー!!」
「はいはい、黙って。」
何があっても光輝のドSは一生直らないと思う!絶対に!