は…?何?
光輝、なんでそんなメール…って
あっ…
「つ、土屋くん!?」
「ねぇ、どういうこと!?何で土屋がひかるに告ってんの?ね、なんでこんなにメールやってんの…?」
振り向くと、完全に混乱してる莉々。
目は…確実に、あたしを睨んでいた。
バシッと開いたままのケータイをあたしに投げつける。
「イタッ…莉々、違う!このメールは…」
「ねぇひかる、どういうことなの!?ひかるには光輝さんがいるじゃん、彼氏に浅丘に土屋まで…あたしが土屋土屋って言ってるのみて、あざ笑ってたの?ひかるってそんな子だったの?」
違う、違う…
莉々は気づいてない、このメールの少し下に、ちゃんと…これならストレートで金谷に伝わるかな?って、書いてあるのに。
「だから莉々、違うから。あたしは土屋と莉々の…っ」
「もう…ひかるなんて信じらんない。最低…!」
立ち上がり、荒々しく部屋を出て行った莉々。
そんな友達の姿を…あたしは呆然と見送った。
見送ることしか出来なかった。