「…調子のんなよ…。」
「…え?」
そんな言葉がボソリと聞こえてきたあと。
グイッと腕を引かれて、耳元で…
「…ニヤニヤすんな、ひかる。」
そんな甘い、妖しい囁きが。
「…ひゃっ…」
すぐに離されたけど…変な声が出た。
「た、た、巧く……ちょっと、変なことやっといて自分で照れるなー!!」
いや、おかしいでしょ!
もうあたしの頭の中、純情ボーイなのか大胆ボーイなのかよくわからなくなってるよ!
あたし、これでも学年トップなのに!!!
「ひかる、うるせー。」
しかもあたしの呼び名ひかるに定着しちゃったんですね!!
そこは大胆!
「もー、いいっ巧!あたしだけくん付けで立場下みたいなのやだもんねー。」
「…~//、勝手にしろよ。」