「送ってくれてありがと!メールも電話もするからね。」
「ん、お土産楽しみにしてる。いってらっしゃい。」
「あはっ、了解!いってきまーす♪」
たった三泊四日。
学年中の視線を感じながら別れの挨拶を済ませて、車に戻る光輝を見送った。
最近注目されること多いなぁ。
ま、光輝もあたしも目立つからしょうがないかー。
そう納得してクラスの列に行くと、あっという間に質問攻め。
いつから付き合ってるのか、とか
どこであんなイケメンを…とか。
振り切って班の場所へたどり着くと浅丘くんの後ろへ座る。
「あれが彼氏?」
「うん。」
浅丘くんも見てたんだ。
なんて言われんのかな…
「イケメンだし、良い人そうじゃん。」
えっ………!?!?
「でっしょ⁈超優しいの!」
まさか浅丘くんまでそう言ってくれるとは…!
最初が最初なだけにかなり嬉しい!
ハイテンションで返すあたしにちょっと苦笑いだったけど。