「ごめんって、ね?最初のデートの日のカラオケでみんなにバレて、したら浅丘くんが遊ばれてんじゃねぇの?って…。」
「……男とカラオケ?」
おー・まい・がー!!
なんかあたしさっきから最悪じゃない!?
「あたしが行ったらもう一緒にカラオケってことになってて…、でもあたし彼氏出来たからってちゃんと言ってすぐ出たし!だから光輝に連絡したんだよー…。
マジで…あたし光輝しか見えてないから!」
光輝の背中に回した腕に力を込める。
光輝…大好きなんだよ。
こんな気持ち、光輝にしか感じない。
光輝は更にきつく抱きしめて…あたしの耳元で囁いた。
「ちゃんとわかってんの…?ひかるは俺の。ずっと俺だけ見てればいいから。」
「うん…ごめんね。好き…。」
涙が溢れてくる。
好き、好きなの。
光輝しかいない。
「……って、ひかるが泣くなよー…。ちゃんと信じてるから。ひかるが隣にいてくれるだけですげー幸せ。」
そっとあたしの瞼にキスを落とす。
って……き、キス!?
思わず目を丸くして光輝を見る。
なななな何…、急に…っ。