再び下のインターホンを震える手で押して鳴らす。



ガチャッ



「……こ、光輝…?」



「………。」




無言で自動ドアが開いた。




……こ、こわっ…。





あー…行きたくない!



でも忘れて他の男の子のところに行ったあたしが悪いか…。





玄関のドアは開いていた。




そうっと中に入り進むと………いた。






ソファーに寝転びそっぽを向いてる光輝。





こちらからは顔が見えない。






「光輝…ごめんね?」



「…………。」



「あ、あたしホワイトデー忘れてて…」




「………。」




「あ、浅丘くんに言われて思い出して…ホントごめん…。」









し、シカト…。






つらいよーっ



ひかるちゃん悲しいっ!





誰かこの空気をどうにかして下さいーーーーー!!