ステージに立つ私たち。
ついにこの日がやってきた。
目の前にはたくさんのカメラがスタンバイしていて、スタッフさんが見守っている。
さっきまで治まっていた緊張がまた溢れ出てきた。
どどどどど、どうしよう…。
一回深呼吸…。
「ふぅーーーー」
それに気が付いた大我が振り向いてニコッと笑った。
そして…。
だ・い・じょ・う・ぶ
と口パクで言った。
大我…。
ありがとう//
私はゆっくりと頷いた。
私なら大丈夫!
絶対いいステージにするぞ!!
「準備ができたようです。
それでは歌っていただきましょう。
Skyで『君と見た空』です。
どうぞ!」