もう、今はそんなこと考える場合じゃないのに!!
夜は初めての音楽番組だし、しかも生放送!!
無理無理無理、絶対無理。
「羚、放課後すぐにレッスン室に集合だからね」
「うん、ねぇ雛太…」
「なに?」
「き、緊張しないの?」
どうしてそんなに爽やかなの?
「緊張はまだしてないかな?でも、本番前は緊張するよ」
「そーなんだ…」
「まあ、羚は初めてだから仕方ないよ」
そうだよ。
今考えると、Skyがデビューして、今年の12月で5年を迎える。
私と約5年も差があるんだもん。
その間にどれだけテレビに出てパフォーマンスをしてきたかなんて分からない。
この差は縮まるのかな?
いや、縮めないとファンの子たちに顔見せができないよ…。
「私、頑張るね!」
「おう、頑張れ!」
「ありがとう//」
その笑顔、悩殺です。
ファンの子なんかはいちころだね。