初めて流哉にダンスを教えてもらった日から1週間、ついに合宿最終日!
あの日から今日までレッスンが終わった後、流哉は毎日私に付き合ってくれた。
毎日毎日俺様な流哉に怒られながら踊り、休憩は少し優しくなったと思ったそばから苛められることの繰り返しだった。
でも、流哉のおかげで随分と踊れるようになり、昨日完璧に踊れるようになった。
踊れるようになったときには、流哉が笑顔で“よく頑張ったな”と褒めてくれた。
その時にそっと頭を撫でてもらったことがすごく嬉しかった。
今日はついにみんなと合わせて先生の前で踊る。
今までの成果を出さないとね。
「れ~い~?行くよ~?」
そういい部屋に入ってきた諷馬。
「あっ、うん。今いく!」
「今日が合宿最後だよ?大丈夫?ちゃんと踊れる?」
「もちろん!毎日頑張ったんだから!!」
諷馬よ。私は毎日毎日いぃぃぃぃっぱい踊ってきたんだから!
「羚の頑張りはみんな知ってるよ!だから、今日は羚の集大成を見せてね!」
「うん!!」