部屋に着くと、もうみんな寝ていた。
「先に風呂入れ。冷えてる体温めないと風邪ひくぞ!」
「うん」
心配してくれてるんだ…やっぱり根は優しいんだね//
お風呂に入り、今日のダンスを頭で確認してから上がった。
「上がったよ…流哉?」
あれ、さっきまでそこのソファーに座ってたのに…。
ソファーに座ろうと近づいたら、そこには気持ちよさそうに寝ている流哉がいた。
「ちょっと、流哉?そこで寝てると風邪ひくよ?」
「…」
全然起きそうにない…。
「もう…」
…寝顔は可愛いんだ。
つい見とれてしまった。
「おい、何見てんだ?」
「っえ?!」
いきなり目を開けた流哉。
そしてニヤッっと笑って私の顔に流哉の顔が近づいてきた。
「お前、そんなに見つめて惚れたのか?」
「な、そんなわけないでしょ?てか、顔近いんですけど…」
「フッ、素直じゃねーな」
はぃぃぃぃぃぃ?
意味わかんないんですけど?
「まぁいい、風呂入ってくるわ」
そういいさっさとお風呂へ行ってしまった。
残された私は自分の部屋に行くことにした。
静かにドアを開けると雛太がグッスリと寝ていた。
私も疲れたし寝よう。
ベッドに入ってそっと目を閉じるとすぐに夢の中へと入っていった。