「…お…れ…れぃ…」
んん、誰か私を呼んでる?
「…おい羚、起きろ!!」
「うわぁ!!」
流哉?えっと、ここは?
てか、顔近いよ//
目を開けるとそこにはちょっと怒った流哉の顔があった。
「おい、俺がダンス教えてる間に寝るなんていい度胸だな」
そういいニヤッと笑った。
ダンス…。
「ああ!?ダンス!!」
「ったく、1時間も寝やがって」
い、1時間も?!
「な、なんで起こしてくれなかったの?!」
「あぁ?起こしたけど起きなかったのは何処のどいつだ?」
そういって顔を近づけてきた。
///近いよ。
あとちょっとでキスできるくらいの距離だ。
「ねぇ、ち、近いよ///」
すると、流哉はニヤッと笑った。
「お前、顔真っ赤だぞ」
「う、うるさい///」
もう、なんなの?
「まぁいい。それより、帰るぞ!」
「えっ?だ、ダンスは?」
私、ダンスしなきゃなのに…。
も、もしかして、やっぱり怒ってる?私が寝ちゃったから…。
「お前な、もう1時だぞ?明日も朝早いし、あんまり詰め込みすぎても踊れるものも踊れなくなる」
「い、1時?!」
もうそんな時間なんだ…。
「だから帰るぞ」
そっと出してくれた手をつかみ起き上がった。
「う、うん」
先を歩き出した流哉についてレッスン室を出た。