私が踊れなさすぎるから怒っちゃったのかな?



はぁ…。



何やってるんだろう…。



せっかく教えてくれてるのに、ごめんなさい。



そう心の中で流哉に謝っていると何かが顔にあたった。



「ッ冷たっ!!ちょっ…」



「んっ、お茶でよかった?」



振り返るとお茶を持った流哉が立っていた。



もしかして、これ買ってきてくれたの?



「あの、これ」



「あぁ?お前にやる」



嘘みたい!あの俺様流哉が私にお茶を?!



嬉しい!夢みたい//



流哉って意外と優しいかもっ♪



「なんだ、いらないなら返せ」



「あっ、い、いる!」



「そっ」



もう、一瞬でも優しいって思ったのがバカみたい。



やっぱり俺様流哉だ!!



「5分後に始めるから、それまで休んでろ」



「う、うん」



はぁ、思えばあれから3時間も経ってるんだ。



なんか疲れたなぁ…。



ちょっとだけ…。



そう思い目を閉じた。