「はぁ、疲れた~」
今日のレッスンが終わり、私はその場に倒れた。
「お疲れ。んっ、これ」
そう言って大我がお茶をくれた。
「あ、ありがとう…はぁ、おいしい」
なんか、生き返るなぁ、でもどうしよう…後一週間で振りを完ぺきにしないと。
一週間後にはCDのジャケット撮影と、PV撮影がある。
今回のPVはダンスのみの撮影らしい。
「大丈夫?なんか悩んでるみたいだけど」
「えっ?!あ、いや、あと一週間しかないなって」
「ならさ、流哉に教えてもらえば?あいつ、一番ダンスうまいし」
「うん、そうだね。ありがと、大我」
「じゃ、頑張れよ!」
タオルで汗を拭きながら寮へと戻っていった。