「1,2,3,4…」



「はい、ストップストップ。白坂!ワンテンポ遅れてるぞ!一週間もやってるんだからそろそろ覚えろ」



「す、すいません」



そう、今はダンスレッスン中。



合宿に入って一週間が経っていたが、私はというとこの通り全然ついていけずにいた。



メンバーはすでに完璧に覚え自分のものにしているというのに私はただの足手まといでしかなかった。



「もう一回いくぞ。5,6,7,8…」