「おい、平田!早く席に着け。今日は許してやるから」
「先生、ありがとう」
先生とのやりとりを終えた璃桜が私達の方に来た。
「おはよー。はぁ、疲れた」
「走ったの?」
疲れた顔をしながら席に着いた璃桜に私はそう訪ねた。
「うん、3回連続で遅刻したら、1週間先生の雑用だから」
なんていいながら、先生をニラんでいる。
「そうなんだ。璃桜は遅刻し過ぎなの!それよりさ、Skyが握手会するって!!」
「あぁ、そうそう。駅のそばにあるデカいショッピングモールでしょ?!あたし、大我(たいが)様に会いたいから絶対行くよ!」
ずっと、テンションの上がっている惟那に乗っかるように璃桜までもが興奮し、さらに茜も加わりとてもうるさくなっていた。