私はその後社長室に戻り、たくさんの書類にサインをした。



そして、社長と話をしているときに気になっていたことを聞いてみた。



「あの、一つ質問なんですけど、私もアース学園に入らないといけないんですか?」



「あたりまえだ。」



あたりまえって、私一応女子だよ?



いくら何でも、全寮制の男子校は…。



「今日から羚ちゃんは、事務所の一員なんだから、ここのルールは守って貰うよ!」



うぅ、そんな…。



「分かりました」



「よし、今日からアースのファミリーだ。
辛いことや苦しいことがあるかもしれないが、頑張ってくれ!」



ファミリー、か…。



私の新しい家族、ちょっと嬉しいな//



「はい!」



私は今日から高校1年の白坂羚ではなく、芸能人の白坂羚として生きていくんだ。