ついに私たちの順番が来て、一人ずつ握手をしていく。



男の人と手を繋ぐのは小学生以来で、とても緊張する。



それに、満面の笑みで見てくるSkyの人たち、女子校の私たちには刺激が強かった。



そんな時間はあっという間に過ぎて、私たちの番は終わった。



「もー、ヤバい!流哉と握手したよ!?もう死んでもいい」



「私もー、やっぱりカッコよすぎだよ~」



「あの顔は罪だよねー」



三人は口々に話している中、私は言葉が出てこなかった。



「…」



緊張で喉がカラカラな私は、とりあえず飲み物を買いに行くことにした。



「みんな、ちょっと飲み物買ってくる」



「あっ、じゃあウチのも!」



惟那がそういった後に璃桜が続いた。



「私も!!」



「はいはい、じゃあ皆の買ってくるよ!」



そう言い自動販売機に買いに行った。