「………祐介くん、今日暇?」 「暇ですが。」 「鍋、しない?」 なんでだ、なんで鍋を言ったのか分からない。 とりあえず、ここでは言いたくないからご飯を食べながらでも相談したかった。 「この時期にですか?春ですよ。」 「春だからこそだよ‼」 「別にいいですけど。」 わけがわからない要求にも特に追及することもなく了承してくれた祐介くんはやっぱり良い人だった。