「ユウナちゃん、寝ぼう?」

「はい、今日はたまたま」

「実は、俺も」

「そうなんですか」

「ねえねえ」

「はい、なんですか?」

「なんでいつも、俺に敬語なの?」

「ダメですか?」

「ダメって言うわけじゃないんだけどね。同級生なのに、敬語っておかしくねと思っただけだから」

「なんか、すいません」

「あやまる事、ないよ」