私たちは、運命的に、同じクラスだった。

私の隣は、みんなから人気な杉浦 ゆう君だった。

彼は、いつも女の子たちに囲まれている。

私は、彼が苦手だった。

彼は、私にこう言った。
「君、かわいいね。
名前なに?」
私は、腹がたった。
なんなのこいつ。

私は、こう言った。
「杉山ユウナだけど」

そして、彼は
「ふーん、ユウナねユウナね」
と言って教室を後にした。