…しかし皆の視線は私じゃなくて梨花ちゃんの方だった。



女:「キャー!梨花ちゃんかわいいー。」



男:「ドストライク!!」



次々と黄色い声援が…。



確かに梨花ちゃんは、スタイルちょー抜群だし、顔もちょーかわいい!!



足が短くてブサイクな私とは雲泥の差。



でも、ちょっとくらい私を見てくれたっていいぢゃん。



梨:「怜奈ちゃん、ちょーかわいい!私より全然かわいいよ!どうしてみんな注目しないんだろうね。」



怜:「あ…あぁwwそう?そんなことないよ。」



(1、2、3、よっしゃー!!)



私は心の中で拳を突き上げた。



私は自分のメイド服姿を見せるために、ルンルン♪気分で厨房へ向かった。



怜:「英里ーっ!萌ちゃーん!!」



英:「あ、怜奈ぢゃん。」



萌:「怜奈、かわいいー!」



怜:「ありがとう♡テヘッ」



萌:「ww」



英:「うんwかわいいかわいい。」



ヤバイ!今、私チョー×100幸せ!!

very very happy♡イェーイッ!



怜:「何作ってるのー?」



萌:「今、クレープ作ってるの。食べる??」



怜:「私が食べたらなくなっちゃうよ。」



萌:「そっかww」



怜:「じゃあ、私そろそろ戻るね!
バイバーイ。」



萌:「うん。バイバイ。」



英:「頑張ってね〜。」



怜:(おしっ!頑張るぞー。)



あっ、お客さんが来た。お水持っていかなきゃ。急げー!


ドンッッ!!



「いったー、…あれ?コップがない!?
あぁ〜!!お客さんに水かかっちゃった。」