「あなた、先輩に向かってなんてこと言ってるかわかってるの?」


また…また平手打ち…


左頬がじんじんする。


「手は出さないと決めていたけど仕方ないわ。」


「っっ」


髪を引っ張られる…


「先輩に対する礼儀、教えてあげましょうか?」


先輩が手を上にあげた。


また叩かれる…!!!!









ガンッッッ!!!!!!



「「「っっ!!?」」」


「何してんだ」


この声の主が入口にあった机を蹴飛ばしたようだ。





それはここに来るはずのない人。