ガラッ


「やっと来た。遅かったわね。帆波永恋さん。」


教室の中には何人かの人々。


「私に何か用ですか?先輩。」


「まぁ、落ち着いて。」


この人が手紙の人かな?


「直結に言ってもいいかしら?」


「はい。」


さっきから話してるのはこの人だけ。


「陽高に近づいて媚売ったあとは水無瀬くん?」


水無瀬…


「銀斗先輩…?」


「そうよ。あなた、陽高にも水無瀬くんにも媚売って…挙句の果に陽高を振ったんでしょ?」