「気のせいですよ」


「そうか。」


「銀斗先輩」


「ん?」


「今日は絶対勝ってきてください。」


「わかってる。任せとけ。」


「はい。」


銀斗先輩が本気だ。





『1回の表ー、稀野高校の攻撃────』




銀斗先輩の第1球目。


バシッ


「ストラーイク!!!」



調子、いいみたいだ…


「銀斗、調子良さそうだな。」


吾妻先輩がそう言った。


「そうですね!!」