ガシッ

チャラ男に腕を掴まれた。

ゾクゾクッ

柊貴くんにも勝手に手を握られたけど、怖くなかった。

逆に安心した。

だけど…この人たちには恐怖心しか湧かない。

奈津「離してっ!」

私が叫んでも離してくれない。

男「一緒に遊ぼうよ」

いやっ!

柊貴くん、助けて。

グイッ

ギュッ

連れていかれそうになった瞬間、誰かに抱き締められた。

誰か分からないのに不思議と安心する。