その後は
全部の料理を運び終えた龍馬さんも加わって、3人で話しながら食事を楽しんだ。


「あ。もうこんな時間や!アオちゃん帰ろか〜」

時計を見ると午後9時前だった。

「更衣室に乾かした服、置いてあると思うから。」

思い出したかのように龍馬さんが言った。

「助かるわ〜。ありがとう」

「ありがとうございます」

とお礼を言って更衣室に向かった。



来た時の服装に着替えて更衣室を出ると、今度は龍馬さんが待っていた。


「Tシャツ代、払った方がいいですか?
それとも洗って返した方がいいですか?」


「良いよ。似合ってたからそんなんで良ければ、プレゼントしてやる。」


「本当ですか?! この猫可愛いと思ってたんで、すっごく嬉しいです」


「そりゃあ、良かった。」


と微笑むと真面目な顔をして、メモを一枚私に差し出す。