「だからいないって!」


そう抗議する高橋の顔が、ちょっと照れているような感じになった。



そんな照れてる高橋の目線が、私の目線とばっちり出会った。



えっ。




なぜかビビってしまった私。先に目をそらした。




「ウソだ~!絶対いるよ、コイツ。そういう顔してるもん。」



私の向かいに座っている川村が、隣の高橋をヒジでつつく。



「どんな顔だよ!!!」



高橋は笑いながら川村を睨んだ。



笑ってるけど、その目怖いよ…(笑)