えぇぇ~~~~!!!



なんで?
なんで反応した?



「はい。」



私がびくっとなったことに高橋は気づいていないみたいで、少しほっとした。




「あ、ありがとう…。」



高橋が消しゴムを渡してくれたとき、また手が当たるんじゃないかと思ってドキドキした。






ドキドキ……?






私、どうしちゃったんだろう……。

相手は高橋なのに、なんでドキドキしてんのよ?




ちらっと横目で高橋を見てみた。

相変わらず高橋は無表情で、じっと黒板を見つめていた。





なんでなの~!!