なーんだ。


私のこと、利用しようとしてるんだ。



友達になれると思ったのになぁ…。






「あのさぁ、悪いんだけど私そういうことは……」

「垣田さんって、高橋君のこと、好きなの?」



言ってる途中で黒沢さんにさえぎられた。


黒沢さんは真剣な顔をしている。 





私が、高橋を好き!?



ありえないから!!!





「ないない!絶対ないから!!」


私は手をぶんぶん振って抗議した。



そしたら、手が高橋にまた当たった。





「あ…………、
 ごめん………。」