中には、ミニーのキーホルダーが入っていた。 「これって……。」 ペアキーホルダーじゃ……。 「垣田にあげる。」 高橋は私の手をとって、無愛想に言った。 それから少し歩いてから、 「言っとくけど、誰でもいいわけじゃないから。」 と、これまた無愛想に言った。