え、そうなの? だったら、 「一緒にまわろうよ。私たち、二人ともひとりじゃんか? あ、いやならいいんだけ…ど……。」 「いいよ。」 え? 「いいの?」 「いいの。」 高橋はニヤッと笑ってから、 「ビックサンダーマウンテン、乗ろうぜ!」 と言って、走り出した。 私はなんだか訳の分からないまま、高橋の後を追いかけた。