どうしよう、と考えている時に
「右足から降りよう」
と、隣から小さな声がした。
ステージの上、
静かな空気。
私だけに聞こえるように、囁くような声で。
それが坂本くんと交わした、最初の言葉だった。
「右足から降りよう」
と、隣から小さな声がした。
ステージの上、
静かな空気。
私だけに聞こえるように、囁くような声で。
それが坂本くんと交わした、最初の言葉だった。