「卒業式の記念品授与、

お前が係になったから」






そう担任に告げられた時、軽く目眩を起こしそうになった。








…最後の最後に、最悪な役目を任されてしまった。






目立たないように、大役を任されたりしないように、

高校生活を静かに平凡に過ごしていたつもりだったのに。