ただこっそり見つめているだけで、

話したことさえなかった坂本くんと



高校生活の最後の最後の、本当の最後の日にこうして並んで歩いている。










“最後”






その言葉に胸がきゅうっとした。






なんて切なくて、悲しい言葉だろう。