一礼をして、テンポを合わせてゆっくり二人で振り向いて、

右足から静かに、低い階段に足を下ろしていく。






一段、



また一段。






隣にこうしているだけで意識が飛びそうなくらい緊張してしまう。






そんな中で小さく、考えていた。






まるで結婚式みたいだな、なんて。