「梓衣ーっ 星野くん、いるよっ」
「声が大きいよー、みお」
そういって、曲がり角から顔をのぞかせるあたし、佐山梓衣。と、
小さな声でごめん、と謝る親友の木内実織。

なにしてるかって?
そうっ!学年1のモテ男、星野蓮くんをみているのですっ

「はぁ、やっぱかっこいい~。つきあってくんないかなぁ」
目を輝かせるあたしに
「そうかなぁ、遊んでるよ。あれは」
と冷たく言い放つ実織。

遊ばれたってかっこよければいーんだぁっ