「そうなんですか・・・・」


「うん!それでさーこの街の空気が大好きだったから、着いたとたんに涙が出た」


「えっ・・・?」


そう言えば・・・日向も。


微妙にしんみりした空気になったから


「あのさ!私の友達もちょうどその時に転校したの」



代表君は目を丸くした・・・


「それで、その友達もおんなじでこの街の空気が好きって言ったの」



私・・・何言ってんだ?日向じゃないのに



「ひ・・・日向?」



かすかに聞こえるくらいの声で呼んでみた。



「えっ・・・?今呼んだ?」



あっ・・・この反応


あのときも・・・