学校が終わって、先輩に家まで送ってもらった。





夜、電話するからって言われて、また嬉しくなった。




さて、陸の部屋にでも遊びに行こうか。






一旦家に荷物をおいて、陸の家に向かう。




「りくー!」


小さい頃から、普通に出入りしてたのでわざわざ連絡などいれない。




陸の家の階段を上って、陸の部屋のドアを開ける。




陸はいつものように雑誌を読んでいた。


「あー…チカか」



だるそうにこっちを見て、また雑誌を読み始める陸。


そんな陸に私は近寄って、先輩の話を始めた。