朝のより、深いキスだった。

どんどん恥ずかしくなってきて、ちょっとだけ反抗するけど、先輩は離してくれない。


「………っ、んん、」



…………息の仕方が分からない…!



鼻ですればいいんだろうけど、目の前に先輩の顔があるから出来ない!!



何度も角度を変えて私にキスをしたあと、先輩が私から唇を離した。


私は力が抜けて、床に座り込んでしまった。


「あー…ちょっと、ごめんチカちゃん」


先輩もかがんで、私を心配そうに覗きこむ。




ほんとに恥ずかしくて、私は両手で顔を隠した。


「ちょっとー拗ねんなよー」


私の両手を力ずくで外した。


そして、先輩が私の首に顔を近付けた。


「……怒ってる?」


私の首もとで喋るから、息がかかってくすぐったい。



「い、いえ!ただ…あの、恥ずかしくて……」



「ん、そっか……ちょっと失礼」



先輩がそういった直後、先輩が私の首に噛みついた。