「あっ、龍!おかえ…ソイツ…女?」

なんでよりによって女嫌いのクマがいんだよ

俺が抱いている黒髪の女を見てばつの悪そうな顔をしていた

『お前には関係ない…神無月来てるか?』

「アイツなら部屋に居る」

「だからか、お前が外にいんのは」

「うっせぇーなイヌっ子!!」

また始まった、クマ対イヌ

「龍、早く彼女を」

『そうだな』

俺は急いで幹部室に向かった

「遅いっ!アタシはお前らみたいに暇じゃないんだよ」

煙草を吸いながらソファーに座っていたのは、ここ金龍の前12代総長 神埼 神無月がいた