『忙しいときにすいません…この子見てもらえますか?』
「あぁ、いいだろ」
俺は彼女をベッドに寝かせた
神無月さんが診察している間、俺達は部屋の外で待った
「龍、入ってこい」
『はい』
部屋に入ったとたん目に入ったのはガーゼや包帯が巻かれた彼女だった
「お前、この子何処から連れてきた?」
『下坂公園に倒れてた』
「そっか…この子、もしかしたらDV受けてるよそれもかなりひどいね…体のあちこちにアザや煙草の焼き跡がある、それに、ちゃんとご飯も食べてないようだ」
『…』
俺は言葉が出てこなかった
無性にこの子を救ってやりたくなった
診察を終えた神無月さんは、急患がた入ったらしく急いで帰った