再び私の上に覆いかぶさる様に乗ったと思えば、何故か押し倒されている様な体勢に。



「意味わかんなくて良いから。まあ、咲姫はこの先も俺に愛されといて」


「えっ……わわっ……」



か、顔がっ……近いっ……


「多分俺、いっぱい待った分いろいろと理性が効かなくなってると思うし」


「け、いと……君……」



どうやら、立場が逆転したらしく、どんどん近づいてくる佳斗君の顔にぎゅっと目を瞑る。