気づけば、桃已には彼氏が出来ていた。


それも、クラスで一番良い男、だそう。


……ちょ、待て……嘘だろ?


俺……なにやってんの。


同じ高校にまで入って、何出遅れてんだよ……。


ショックはあったが、奪う気でいた俺は、話す機会をうかがっていた。