――――――――

―――――

――……




「……お母さん…」



夢だったんだ。

頬に伝う涙。

胃がムカムカする。


「はあ……」



ケータイを見てみれば、


もう6時。




……私、あのまま寝ちゃったんだ。



ここは学校。


そして、辺りは夕暮れ。


私は……独り。



だけど、周りからの同情はいらない。

私は、生きているから。



まだ、…生きているから。



それだけで、幸せだ。