悲しみで頭がおかしくなりそうだった。



だけど、


なにも出来なかった自分が


悔しくて


悔しくて


それでいて

悲しくて。


自分が許せなくなったんだ。




だけど、お母さんに何度も何度も酷いことされたけど。

憎んでも

憎んでも


憎みきれなかった自分がもっと悔しい。



…自暴自棄になってただやり場のない感情を私にぶつけて、

何度も何度も痛い目にあった。



死にそうだった。

いっそ、死んでしまいたい。

そう願った日々。
絶望の毎日。


せっかく作った味噌汁をかけられたり、


何もない部屋に真冬なのに一日中閉じ込められたり、



ホントに、

ホントに


苦しかったよ。




お母さん。


私、

まだ、お母さんのかけた味噌汁の火傷が残ってるんだよ?


プールにも入れない。

辛かったよ。


辛かったんだよお。



……ホントに私は馬鹿だ。


大馬鹿野郎だ。



……今頃…今頃言ったって遅いのに。


死人に話しかけられる訳でもないのに。




何度も何度も


お母さん。お母さん。


って、話しかけたよね。


なんだか


もう会えないなんて


信じられなくて。