「……ふあっ……」


アクビが出ちゃった。

だけど、時計を見ると針は10時半を指している。



もう、こんな時間かあ。

ちょっと早いけどもう寝よう。



………『私』ってなんなの?
『私』は要るの?


誰かに必要とされてる?







………そんなことを考えてもただ虚しくなるだけ。


……唯一、私を必要としている世界。

それは、私が居ないと始まらない。
私だけのもの。



この世界は大好き。
私を必要としているから。

だから、私は夢の世界の扉をあけた。