集まってきている女子に言うと、すぐに玲を呼んでくれた。 先輩たちは、俺に何で玲に用があるかわかってないみたいだ。やっぱり、知らないもんなんだな。 「誰が呼んでんだよ~……、廉」 驚いて目を見開いている玲。まさか、玲を呼び出す日が来るとは俺も思ってなかった。 大っ嫌いな、玲を。 「兄貴、ちょっと話あんだけどいいか」 「……あぁ」